だから予約殺到で「43年待ち」に…1日200個しか作れない「神戸牛コロッケ」に懸けた精肉店主の執念

作成者: _Nick_345465 作成日: 2025-09-19 10:48 閲覧数: 13

兵庫県高砂市の老舗精肉店「旭屋」が手がける神戸牛コロッケは、全国から注文が殺到する人気商品だ。出荷予定は2068年。1日200個しか作れず、生産が間に合わないという。しかも作れば作るほど赤字。そんな異色のコロッケはなぜ生まれたのか。3代目店主・新田滋さんに、インタビューライターの池田アユリさんが迫る。



■兵庫で生まれた「幻のコロッケ」


 「43年待ち」――。この信じられない数字が指し示すのは、兵庫県高砂市にある老舗精肉店「旭屋」の「神戸ビーフコロッケ 極み(以下、極みコロッケ)」だ。


 最高級A5等級の3歳雌牛の神戸牛と地元産の「レッドアンデス」種のジャガイモを贅沢に使った逸品である。


 実際に食べた人からは、


 「待つだけの価値はある!」

「普段食べるコロッケとは思えないような高級肉が入ってる」

「今まで食べたコロッケの中でダントツ美味しい」


 との口コミが上がっている。オンライン通販のみで販売され、1日わずか200個の限定生産で続くこのコロッケは、その待ち期間を更新し続けている。


 同商品の開発秘話を聞くべく、私は兵庫県高砂市にある旭屋の本店に向かった。


 店を訪れると、このコロッケを開発した3代目店主・新田滋さんがバックヤードで牛肉を切っていた。筋張った腕で丁寧に牛肉を扱う姿は料理人にも見える。


 作業を終えた新田さんが、歩いて数分のところにあるコロッケの製造場を案内してくれた。


■肉を売るために始めたが、コロッケが一人歩き…


 製造場の中に入ると、2名の白い作業着を着たスタッフが取り組んでいた。極みコロッケを含む数種類のコロッケが、ここで作られているという。1日寝かしたコロッケの種を、専用の衣をつける機械へ通し、スタッフが一つずつ丁寧につけ直していた。


 製造場の2階にある休憩室で、インタビューが始まった。私が「43年待ちって、途方もない年月ですね」と感想を伝えると、今年の10月で61歳になる新田さんは切れ長の目元に笑いジワを寄せながら語った。


 「肉を売りたかったので、コロッケは足掛かりでええと思ったんです。それが、あっという間に一人歩きしてしまって……」


 なぜ、地方の小さな精肉店で作られるコロッケがこれほどまでに人々を惹きつけ、半世紀近くもの「待ち時間」を生み出したのだろうか――。


 この信じられない数字の裏には、父から受け継いだ「客の顔を覚える」という泥臭い商売スタイルと、誰もが諦めてしまうような経営危機を乗り越えた執念の物語があった。


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https://news.yahoo.co.jp/articles/9b5e6029d3d71d3100dd16462e39ce590f19fb00


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